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特集 肝門部胆管癌の進展度診断―画像でどこまでわかるか
肝門部胆管癌の進展度からみた術式と成績
Treatment of Hild Bile Duct Cancer
脊山 泰治
1
,
幕内 雅敏
1
Yasuji SEYAMA
1
,
Masatoshi MAKUUCHI
1
1東京大学大学院医学系研究科肝胆膵・人工臓器移植外科
1Hepato-Biliary-Pancreatic Surgery Division,Department of Surgery,University of Tokyo
キーワード:
肝門部胆管癌
,
拡大半肝切除
,
門脈枝塞栓術
Keyword:
肝門部胆管癌
,
拡大半肝切除
,
門脈枝塞栓術
pp.401-410
発行日 2004年5月15日
Published Date 2004/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100327
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要旨 肝門部胆管癌治療に対する手術術式は肝門部解剖の立体構造から拡大半肝切除が望ましい.黄疸肝に対する拡大半肝切除のリスクに対し術前胆道ドレナージと門脈枝塞栓術により安全性が確保され(mortality rate 0~1.3%),切除率(66~75%),治癒切除率(63~75%)ともに向上し長期生存も望めるようになった(5年生存率40%).膵内胆管に進展している場合は膵頭十二指腸切除を付加する.肝浸潤,血管浸潤などの局所浸潤に対しては拡大半肝切除によるen blocな切除により長期予後が望めるが,リンパ節転移陽性症例の予後が今後の課題である.
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