State of the Art
結石成分を伴う7mm大限局性拡張胆管の経過観察中に出現した肝内胆管癌の1例
森 光生
1
,
関 博章
1
,
亀谷 武彦
1
,
山本 健太郎
1
,
石川 廣記
1
,
倉田 忠宜
2
,
鈴木 孝司
2
,
里 悌子
3
1神奈川県警友会けいゆう病院外科
2神奈川県警友会けいゆう病院放射線科
3神奈川県警友会けいゆう病院病理
pp.571-573
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100288
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患者 53歳,男性.
主訴 肝腫瘤.
既往歴 1997年胃癌のため幽門側胃切除術を受けた後,経過観察中であった.胃癌は胃下部小彎中心の最大径7 cm,2型低分化型腺癌(por1)であり,T3 H0 P0 M0 n0 stageII根治度Bであった.
現病歴 1997年胃手術前の腹部CTにて肝S4に7 mm大囊胞性病変が指摘された.その後経年的にCTにて追跡したが,当該部の所見に変化はなかった.2002年9月同部に径2 cm大の境界不明瞭な腫瘍が出現した.
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