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特集 包括医療と肝胆膵画像―検査の流れはどう変わる?
包括医療のめざすもの
Hospital Care Vision Paid by DPC System
大道 久
1
Hisashi OHMICHI
1
1日本大学医学部社会医学講座医療管理学部門
1Department of Health Care Service Management,Nihon University,School of Medicine
キーワード:
包括支払方式
,
日額定額方式
,
DRG/PPS
,
DPC(診断群別包括評価)
Keyword:
包括支払方式
,
日額定額方式
,
DRG/PPS
,
DPC(診断群別包括評価)
pp.727-730
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100260
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要旨 今後の診療報酬のあり方として,出来高払いと定額払いの適切な組み合わせによって合理的な体系を構築することが唱導され,包括化・定額化は,これからの診療報酬の基本的な潮流となっている.「検査の包括化」に始まり,日額定額の「入院医療管理料」を経て,Diagnosis Procedure Combination:DPC(診断群別包括評価)による支払い方式が導入されるに至った.有限の資源を適正に配分することを強く迫られる今後の医療にあって包括支払方式は避けて通れない道である.定額の範囲で最適な医療を選択するという自由度が生まれることも事実であり,的確な診療計画と合理的な病院組織の管理によって,真に質の高い効率的な医療のあり方が追求されなければならない.
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