特集 民間病院のこれから
医療理念と経営万針の刷新
遠山 豪
1
,
大道 久
2
Takeshi TOHYAMA
1
,
Hisashi OHMICHI
2
1医療法人同心会遠山病院
2日本大学医学部病院管理学教室
pp.1001-1005
発行日 1987年12月1日
Published Date 1987/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209188
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◆経営者の立場から
私的病院は同族意識を捨て,人材を集め,機能を明確にする
はじめに
「病院」編集室から「民間病院のこれから」と題する特集を計画するに当たり,「医療理念と経営方針の刷新」というテーマのもとに経営者の立場から意見を述べよ,との依頼がありました.このような将来を予測して取り組むべき問題について,隠退を目前に控えた私ごときものがお引き受けすることは不謹慎の謗りを免れないかと躊躇しましたが,一昨年は日本病院会主催の第35回日本病院学会会長を引き受けたことでもあり,これもノルマの一部と覚悟してお引き受けしました.
まず,医療界の現状,改革の方向等を考察し,私的病院がこれにいかに対応すべきか,その理念はいかにあるべきか,などについて述べようと思います.
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