特集 新春対談
選択の時代—病院の進む道
「在宅医療」にどう取り組むか
遠藤 博志
1
,
大道 久
2
Hiroshi ENDO
1
,
Hisashi OHMICHI
2
1国保松戸市立病院
2日本大学医学部病院管理学
pp.49-54
発行日 1989年1月1日
Published Date 1989/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209466
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大道 在宅医療・在宅ケアという考え方が今後の医療にとって非常に大きな意味合いを持ってくるであろうことは大分前から言われていました.従来の病院・診療所等の施設が医療の中核的な役割を担うやり方から,在宅という場にそれを移行させるような考え方に,具体的にどう取り組んでいくかについてはいろいろな動きがあります.
今回,国で在宅のモデル的な事業を実施しようと,幾つかのモデル地区が選定されて,具体的な作業に入っているわけですが,その一つとして,千葉県の松戸市が松戸市立病院を中心に,その事業に取り組むことになりました.まず松戸市立病院,あるいは松戸市が,在宅医療のモデル事業に取り組むに至ったおおよその経緯と,今後の予定についてお聞かせください.
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