Japanese
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特集 進行膵癌への挑戦
進行膵癌の化学療法―現状と将来
Chemotherapy for Advanced Pancreatic Cancer : Present and Future
上野 秀樹
1
,
奥坂 拓志
1
Hideki UENO
1
,
Takuji OKUSAKA
1
1国立がんセンター中央病院肝胆膵内科
1Hepato-biliay-Pancreatic Oncology Division,National Cancer Hospital
キーワード:
膵癌
,
化学療法
,
ゲムシタビン
Keyword:
膵癌
,
化学療法
,
ゲムシタビン
pp.667-672
発行日 2005年9月15日
Published Date 2005/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100062
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要旨 画像診断が発達した現在でも多くの膵癌は進行癌の状態で発見され,その予後は極めて不良である.膵癌患者の予後を改善するためには,早期診断技術の進歩とともに化学療法を含む非切除療法の向上が必要である.進行膵癌に対してはゲムシタビン(gemcitabine)が現在広く使用されているが,その効果には限界があり,さらに優れた治療法を求めて新規抗癌剤や多剤併用療法の開発が活発に行われている.本稿ではそれらの新しい化学療法の試みについて,最近の報告を中心に解説する.
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