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今月の表紙
河村 満
1
,
岡本 保
2
,
菊池 雷太
3
1奥沢病院
2富坂診療所
3汐田総合病院神経内科
pp.496-497
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200771
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今月の表紙の写真は,サルペトリエール病院のアンテルヌであったソリエ(Paul Sollier;1861-1933)ら1)の論文からのものです。この論文で,ソリエはドイツの精神科医カールバウム(Karl Ludwig Kahlbaum;1828-1899)が1874年に提示した2)カタトニアの疾患概念について,自験例をもって批判しています。
筆者も含め多くの神経内科医にとってカタトニアは,遠くの親戚のような存在ではないでしょうか。その理由として,長い間精神医学の中で取り扱われてきたこと,その一方でカタレプシーなどの神経学的な姿勢異常を示すことが挙げられると思います。
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