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今月の表紙
河村 満
1
,
岡本 保
2
,
菊池 雷太
3
1奥沢病院
2富坂診療所
3汐田総合病院神経内科
pp.950-951
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201107
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本欄ではこれまでに何度も攣縮(spasm)について取り上げてきましたが,この連載もそろそろ終わりがみえてきたところで最後にもう1度まとめておきたいと思います。
なぜ攣縮という言葉がなかなか理解されにくいのかというと,長い間convulsionとspasmを区別せず,どちらも「痙攣」と訳してきたことに一因があると考えられます。原語にはそれぞれ異なる意味があるにもかかわらず,違いを理解せず一緒くたに翻訳し受容してしまったところから始まったというわけです。外国から文化を輸入し続けてきた日本において翻訳センスの問題は常につきまといますので,学問を志すとすれば,日頃から言葉の感覚を研いでおくことは重要なことだと思います。
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