学会印象記
American Association of Neuromuscular and Electrodiagnostic Medicine (AANEM) 59th Annual Meeting(2012年10月3~6日,オーランド)
園生 雅弘
1
1帝京大学医学部神経内科学
pp.484-485
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101480
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2012年10月3日(水)~6日(土)に,米国フロリダ州オーランドで開催された,第59回アメリカ神経筋電気診断学会(AANEM)に参加してまいりました。AANEMは前身をアメリカ電気診断学会(AAEM)といいましたが,2005年頃からNeuromuscularを学会名に加え,電気診断のみならず神経筋疾患全般を対象とするという立場を示しています。しかし,神経筋電気診断が学会の柱として据えられていることに変わりはありません。学会誌は『Muscle and Nerve』です。
私個人としては,2003年にサンフランシスコでICCN(国際臨床神経生理学会)とAAEMの第50回記念大会がジョイントミーティングとして行われたときに,この学会に初参加しました。そのときに少人数ワークショップの充実具合に感激し,カルチャーショックを受けて,すっかりAANEMのファンになってしまいました。以後ほぼ毎年のように参加しています。特に若者の教育に最適と考えて,毎年10人前後の当学・関連施設の若者を引き連れて参加しています。本年は帝京大,防衛医大,川崎医大,慶應大,杏林大などから総勢10人がわれわれのグループとして参加しました。本年の総参加者は1,500人近く,アジアでは韓国,中国からの参加が毎年多く,今年は総計162演題のうち,韓国15,日本10,中国6などアジア地域が合計34演題と2割以上を占めていました。
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