学会印象記
AANEM 2017 Annual Meeting—American Association of Neuromuscular and Electrodiagnostic Medicine 64th Annual Meeting(2017年9月13〜16日,フェニックス)
大石 知瑞子
1
1杏林大学医学部神経内科
pp.259-261
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200991
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2017年9月12日,日本を出発してから約15時間,9月とは思えない機内の寒さに耐え,米国アリゾナ州にあるフェニックス・スカイハーバー国際空港に到着。外に出ると,今度は一転,熱風が吹いているかのような暑さにめまいを覚えながらも,今回もまた,このフェニックスで開催される米国神経筋電気診断学会(American Association of Neuromuscular and Electrodiagnostic Medicine:AANEM)に参加できることに心躍らせていました。
私が初めてAANEMに参加したのは,電気生理の勉強を本格的に始めて1年ほどたった2006年ワシントンD.C.開催のときでした。欧米人の迫力に押され,言語というハードルと戦いながら,学会に参加していた記憶があります。それから12年,今回は私の参加10回目記念でもありました。今回の会期は9月13〜16日,京都では世界神経学会(World Congress of Neurology:WCM)が9月16〜21日の日程で開催されており,時差も考えると両方の学会に参加するのは難しくありました。例年,AANEMにはわれわれのグループも10名弱ぐらいで参加することが多いのですが,そんな理由から4名での参加となりました。もちろん日本からの参加はわれわれのグループ4名のみ(写真1)。今回のような状況でもAANEMに参加し,AANEMに魅せられ参加し続けた理由はなんだろう,と改めて考えてみました。
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