学会印象記
AANEM 2015—62th American Association of Neuromuscular & Electrodiagnostic Medicine(2015年10月28〜31日,ホノルル)
神林 隆道
1
1帝京大学医学部附属病院神経内科
pp.679-681
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200462
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2015年10月28〜31日の4日間,米国ハワイ州ホノルルにて開催された第62回米国神経筋電気診断学会(AANEM 2015)に参加しました。AANEMは前身を米国電気診断学会(AAEM)といいましたが,2004年から「neuromuscular」を学会名に加え,電気診断のみならず神経筋疾患全般を対象とするという立場を示しています。私はAANEMへは今回が初参加でしたので,学会の雰囲気はどのような感じなのだろうかと,不安と期待を胸に日本を出発しました。
私が所属する帝京大学からは,毎年数名が参加しています。今回,日本からは帝京大学以外にも多くの大学からの参加者がおり,一般演題の総演題数は253題と米国神経学会(AAN)と比べれば当然小規模な学会ではありますが,そのうち20題が日本からの演題発表でした。ハワイでの開催ということもあるためか,アジア地域からの参加者も目立っていたように思います。帝京大学神経内科の園生雅弘教授に指導を受けているわれわれのグループは,私を含めた大学院生3名を含む総勢10名の大所帯での参加で,各々の研究テーマを発表してまいりました(写真1)。
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