学会印象記
AANP 2020—96th Annual Meeting of the American Association of Neuropathologists(2020年6月11〜14日,バーチャルミーティング)
髙尾 昌樹
1
1国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院臨床検査部
pp.999-1001
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201634
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はじめに
青い海と青い空,やっぱり来てよかったと思っている自分を想像しながら,この原稿を書いています。第96回の米国神経病理学会は,2020年6月11〜14日にカリフォルニア州モントレー湾の側,ハイアットリージェンシー・モントレー・ホテルアンドスパで開催される予定でした。時計を見れば,深夜3時。時差ボケで目が覚めているわけではなく,病院の自分の部屋でプログラムの休み時間にこの原稿を書いています。梅雨入りしたうえに,気温も湿度も上がってたいへん不快な夜中です。言うまでもなく,今回の学会は完全なバーチャルミーティングとして開催されました。
日程を変更せずにバーチャルでの開催を決めた学会の決断力と準備力はすごいですね。神経病理は残念ながら日本ではマイナーですので,この学会に参加する日本人は毎年少なく,周りは米国の神経病理医で占められる学会です。私は,留学した翌年の2000年に初めて参加しました。それ以来欠かさず参加してきたので,米国に行けなかった本年はたいへん残念です。
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