学会印象記
Peripheral Nerve Society / Inflammatory Neuropathy Consortium 2012(2012年6月24~27日,ロッテルダム)
海田 賢一
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1防衛医科大学校内科学3 神経内科
pp.1192-1193
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101325
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2012年6月24日(日)~27日(水)までロッテルダム(オランダ王国)で開催されたPeripheral Nerve Society(PNS)/Inflammatory Neuropathy Consortium(INC)2012に参加してまいりました。INCはPNSのサテライトミーティングであり,ギラン・バレー症候群(GBS),慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP),多巣性運動ニューロパチー(MMN)などの免疫性・炎症性ニューロパチーのケアと治療を改善することを趣旨に,当時PNSのpresidentであったRichard Hughesによって2007年に設立されました。このINCは,隔年で開かれるPNS全体会議(PNS biennial meeting)が開催されない年に行われます。
今回は前回より参加者が多く,限られたテーマであるにもかかわらず280人強の医師,研究者が集まり,免疫性・炎症性ニューロパチーへの関心が年々高まっているように感じました。参加者の多くは欧米からですが,日本からも10人前後参加しておりました。今回のオーガナイザーはロッテルダムにあるErasmus Medical CenterのProf. van DoornとDr. Bart Jacobsでした。プログラムの企画・内容に加えて,会の進行,会場でのサービス,会員相互の情報交換・親睦などに関しても大変行き届いており,自然と参加型のmeetingになっていたと感じました。
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