学会印象記
7th Conference of the Peripheral Nerve Society/Inflammatory Neuropathy Consortium Meeting(2014年7月13〜16日,デュッセルドルフ)
小池 春樹
1
1名古屋大学神経内科
pp.1410-1411
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200048
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2014年7月13日(日)〜16日(水),ドイツのデュッセルドルフにおいて開催された7th Conference of the Peripheral Nerve Society (PNS)/Inflammatory Neuropathy Consortium (INC) Meetingに参加してまいりました。この会はPNSのサテライトミーティングであり,免疫性・炎症性ニューロパチーのケアと治療を改善することを目的として,2007年4月に当時PNSのpresidentであったRichard Hughesが中心となって設立したINCが開催しています1)。PNS Biennial Meetingが開催されない年に隔年で開かれており,2012年のオランダ・ロッテルダムに続き,今回の本会議開催となっています。
会場はデュッセルドルフの繁華街から少し離れたライン川のほとりにあるHyatt Regency Düsseldorfでした(写真1)。会場から歩いて30分程度のところにある旧市街には居酒屋がひしめきあっており,「世界で最も長いバーカウンター」といわれているそうです。アルトビールという(写真2),デュッセルドルフ独特の苦味の利いたビールを木樽から注いで供するビアホールには,まだ明るいうちから多くの人々が集まってきます(写真3)。居酒屋の中にはSchwan(nが1つ増えるとシュワン細胞のSchwann)という名前のものもあり(写真4),この街と末梢神経分野の研究との深い結びつきを感じました。また,デュッセルドルフはドイツの経済の中心地で,日本企業の駐在員も多く居住しており,街中では日本人も多く見かけました。
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