Japanese
English
Neurological CPC
経過7年で進行性のパーキンソニズム,発語障害を呈した74歳男性
A 74-year-old Man with Progressive Parkinsonism and Dysphasia of Seven-years Duration
田久保 秀樹
1
,
本間 琢
2
,
内原 俊記
3
,
河村 満
4
,
横地 正之
1
,
後藤 淳
5
,
織茂 智之
6
,
福田 隆浩
7
,
藤ヶ﨑 純子
7
,
鈴木 正彦
8
,
星野 晴彦
9
Hideki Takubo
1
,
Taku Homma
2
,
Toshiki Uchihara
3
,
Mitsuru Kawamura
4
1財団法人東京保健医療公社荏原病院神経内科
2埼玉医科大学医学部病理学
3東京都医学総合研究所脳病理形態研究室
4昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門
5稲城市立病院神経内科
6関東中央病院神経内科
7東京慈恵会医科大学神経病理
8東京慈恵会医科大学附属青戸病院神経内科
9東京都済生会中央病院神経内科
pp.1181-1190
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101324
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
症例提示
司会(河村) 臨床のプレゼンテーションをお願いします。
臨床医(田久保) 症例は74歳男性。主訴は歩行困難と発語困難で,既往歴はなし。家族歴は,母方の祖母がいとこ婚で,実母に認知症を伴うパーキンソン症状があったと患者の奥様の証言がありますが,神経内科医が確認したわけではなく,詳しい病状はわかりません。その後,実母は膵臓癌で亡くなっています。患者の同胞は4人で,特に神経疾患に罹った方は現在までいないそうです。なお,左利きから右利きに矯正しています。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.