学会印象記
INC 2016/GBS 100—Inflammatory Neuropathy Consortium 2016/GBS Centenary Meeting(2016年6月21〜24日,グラスゴー)
楠 進
1
1近畿大学医学部神経内科
pp.1399-1401
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200604
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INC(Inflammatory Neuropathy Consortium)は,末梢神経障害についての国際学会であるPNS(Peripheral Nerve Society)の中の,免疫性(炎症性)ニューロパチーについての分科会であり,2年に1回開かれるPNSの間の1年に開催されている。今年のINC 2016は,英国のスコットランドのグラスゴーで,Hugh Willison教授を会長(Chair of Local Organising Committee)として6月21〜24日に行われた。今回は1916年にギラン,バレー,ストロールによりギラン・バレー症候群(Guillain-Barré Syndrome:GBS)が最初に報告されてから100年ということから,最後の金曜日(24日)は「GBS 100(GBS Centenary Day)」として企画された。
出発前,日本は梅雨で蒸し暑くじめじめした天気であったが,インターネットで調べたグラスゴーの最高気温は16℃程度であり,夜は気温が下がることも考えると夏服では難しいだろうと考え,日本の3月頃の服装を準備していったが,その判断は正解であった。街行く人たちの中にはダウンジャケットを羽織っている人もいて,私も着いた翌日は春のコートを着用して外出した。グラスゴーは雨が多いと聞いていたが,学会期間中はほとんど雨に降られることはなく,その点は幸運であった。
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