Japanese
English
連載 神経学を作った100冊(48)
レマーク『神経系の解剖と顕微鏡的観察』(1838)
One Hundred Books which Built up Neurology (48)-Roberto Remak "Observationes anatomicae et microscopicae de systematis nervosi structura" (1838)
作田 学
1
Manabu Sakuta
1
1日本赤十字社医療センター神経内科
1Department of Neurology,Japanese Red Cross Medical Center
pp.1358-1359
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100806
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
レマーク(Robert Remak;1815-1865)はポーランド西部のポズナン市のユダヤ人居住地に生まれた。父は葉巻を売るタバコ屋だったという。かの地はナポレオンの敗戦ののち,プロシアに併合された。18歳でベルリン大学に入学し,医学の道に進む。大学ではシェーンライン(Johann Lucas Schönlein;1793-1864)やミュラー(Johannes Müller;1801-1858)などの下で学んだ。卒業するとミュラーの助手になり,慈善病院(ベルリン大学附属病院)で働くようになった1)。
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.