Japanese
English
神経画像アトラス
Euthyroidで発症した甲状腺眼症
Thyroid-associated Ophthalmopathy: A Case Report of a Euthyroid Patient
蒲澤 千昌
1
,
丸山 健二
1
,
小林 正樹
1
,
清水 優子
1
,
岩田 誠
1
,
内山 真一郎
1
Chiaki Kabasawa
1
,
Kenji Maruyama
1
,
Masaki Kobayashi
1
,
Yuko Shimizu
1
,
Makoto Iwata
1
,
Shinichiro Uchiyama
1
1東京女子医科大学神経内科
1Department of Neurology,Tokyo Women's Medical University
pp.804-805
発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100728
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症 例 52歳,女性
主 訴 複視,倦怠感
現病歴 200X-2年,夕方になるとテレビ画面が2重にみえた。200X-1年7月,遠方視時の複視,疲労感が出現。200X年1月,症状が終日持続するようになり,9月に眼科を経て当科を紹介受診し,プレドニゾロン20mgの服用が開始されたが,改善なく,11月に精査入院。
入院時現症 眼痛なし,眼球突出なし,甲状腺腫大なし。神経所見上,視野異常なし,左右注視時,遠方視での複視を自覚,両眼上・外転制限があり,特に左眼に強く認めた。眼振なし,眼瞼下垂なし,輻輳異常なし。筋力低下や反復運動の疲労現象なし。協調運動異常なし,感覚異常なし。
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