学会印象記
第10回国際パーキンソン病・運動障害コングレス
水野 美邦
1,2
1順天堂大学老人性疾患病態・治療研究センター
2順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院
pp.696
発行日 2007年7月1日
Published Date 2007/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416100109
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上記国際学会が2006年10月28日から11月3日まで,京都国際会議場で開催された。これは,International Movement Disorder Societyが毎年開催するもので,これまではヨーロッパとアメリカで交互に開催されてきたが,今回初めてアジアにやってきた。総勢3,000名以上の参加者を得,そのうち80%以上は,海外の参加者という文字通り,国際学会がそのまま日本にやってきたような学会であった。
学術集会の内容は,教育講演,シンポジウム,ビデオセッションなどであるが,本学会に特徴的なセッションは,Skills WorkshopとMeet the Expertsで,前者は,例えばボツリヌストキシンのセッションでは,その道のエキスパートが実際に,患者さんやビデオを前にして,具体的に本治療法の適応はもちろん,具体的手技を披露して,聴衆と身近に討論をするセッションである。
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