Japanese
English
特集 随意運動とその障害
パーキンソン病の運動障害
Movement Disorders in Parkinson's Disease.
鏡原 康裕
1
Yasuhiro Kagamihara
1
1東京都立神経病院神経内科
1Tokyo Metropolitan Neurological Hospital
キーワード:
振戦
,
筋固縮
,
無動
,
相反性神経支配
Keyword:
振戦
,
筋固縮
,
無動
,
相反性神経支配
pp.1053-1058
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108236
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はじめに
パーキンソン病の主症状として振戦,筋固縮,無動が知られており,最近ではこれに姿勢・歩行障害が独立して取り上げられる.これらの症状は黒質緻密層を中心としたドパミン性神経細胞の変性による線条体細胞の機能障害が原因として考えられており,いずれも運動症状である.
本稿ではパーキンソン病の随意運動障害を主題として,これらの運動症状が随意運動に及ぼす影響と相反性神経支配の面から見たわれわれの知見を加え,論じたい.
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