特集 再生医療と創薬—糖尿病患者のベッドサイドへ
Ⅱ創薬
グルコキナーゼ活性化薬
折目 和基
1
,
白川 純
1
,
寺内 康夫
1
1横浜市立大学大学院医学研究科 分子内分泌・糖尿病内科学教室
キーワード:
グルコキナーゼ
,
インスリン分泌
,
膵β細胞
Keyword:
グルコキナーゼ
,
インスリン分泌
,
膵β細胞
pp.948-951
発行日 2015年12月15日
Published Date 2015/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200300
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POINT
・グルコキナーゼ活性化薬は,血糖に依存した膵β細胞でのインスリン分泌と肝臓でのグルコースの取り込みやグリコーゲン合成作用を有する.
・膵β細胞において,細胞増殖とアポトーシス抑制作用を有し,膵β細胞量を調節する.
・グルコキナーゼ活性化薬は臨床試験での血糖降下作用が確認されているが,効果が長期的に持続するかが課題とされている.
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