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造影超音波検査―腎機能障害で困った時の一助
津田 恭子
1
,
小谷 和彦
1
,
紺野 啓
1
1自治医科大学臨床検査医学
pp.208-209
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101481
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近年,特に糖尿病と悪性疾患の合併が注目されています.しかし,糖尿病に伴う腎機能障害のために造影CTや造影MRIの実施が困難なことも少なからずあります.悪性疾患が疑われていながらも精査ができず,ジレンマを感じることもあると思います.
腎機能に比較的関係なく施行できる画像検査の一つに造影超音波検査があります.最近,造影超音波検査では,主に第2世代造影剤のソナゾイド®が用いられています.ソナゾイド®は,ほとんどが呼気から排出されるため,基本的に腎機能に関係なく使用することができ,禁忌は卵アレルギーのみとされています1).
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