Japanese
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Perspective●展望
臨床医のための実践的運動療法
Practical exercise therapy for clinician
大久保 雅通
1
1内科(糖尿病) 久安医院
pp.567
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101422
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運動療法は糖尿病治療の三本柱であるが,外来診療において積極的に取り組まれているとは言い難い.例えば「糖尿病治療ガイド」によると,運動療法のセクションに“歩行運動なら1回15~30分,1日2回,週3日以上の頻度が望ましい”と書かれている.さらには指導前のメディカルチェックの必要性についても言及されている.現実には詳細な運動指導は入院で行われており,外来で指導しても実行できないだろうという気持ちが,積極的に指導がなされない大きな理由ではないだろうか.
本誌においても,創刊以来のバックナンバーを見ると,運動療法単独の特集は組まれていないようである.しかし最近になって,運動療法の考え方にも,少しずつ変化がみられるようになった.実行可能な内容で指導することが,より実践的になる可能性につながるのではないかと思われる.今回の特集では,明日からの指導に役立つ内容になることを第一に考えて構成を行った.
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