Japanese
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Perspective●展望
糖尿病外来診療とPOCT
Clinical practice of diabetes and POCT
大久保 雅通
1
1内科(糖尿病) 久安医院
pp.151
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101172
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糖尿病患者の増加に対応するために,今後,専門医以外での糖尿病診療がますます重要になるであろう.その際の診療の質について,今回の特集では臨床検査の面から検討を行うこととした.
平成22(2010)年度の診療報酬改定において,外来迅速検体検査加算は1項目10点となった(5項目まで,最大で50点).平成18(2006)年に1項目1点でスタートし,平成20(2008)年に1項目5点,そして今回の10点と評価されてきた.このように点数の上がり続ける項目は,この加算以外にみられない.厚生労働省の意図には,当日に検査結果を説明することで,なるべく再診を減らすこともあるかもしれない.しかし,糖尿病のように外来で行う検査の多い疾患では,機器の導入を検討する絶好のチャンスと言えよう.
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