特集 糖尿病外来診療とPOCT―迅速検査を使いこなす
Ⅰ座談会
糖尿病外来診療におけるPOCTの活用と問題点
大久保 雅通
1
,
中塔 辰明
2
,
福田 正博
3
1内科(糖尿病)久安医院
2岡山済生会総合病院糖尿病センター
3ふくだ内科クリニック
pp.152-165
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101162
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糖尿病患者が急増している現状において,糖尿病専門医だけでその診療にあたることは不可能であり,今後はますます専門医以外の臨床医家の先生方による糖尿病診療が重要になってきます.そのときの診療の質について,検査の面から考察しようというのが本特集です.
また,今回取り上げたもうひとつの理由としては,本号の「Perspective」(→P.151)にあるように,2010年4月の診療報酬改定で外来迅速検体検査加算が1項目10点に上がったという点もあります.こういった高い評価を受けている加算を先生方が利用されない手はないと思います.そのためにはある程度の機器をそろえなければなりませんが,現在は機器を導入するチャンスとも言えますので,この機会にお2人の先生からお話を伺ってみたいと思います(大久保雅通).
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