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特集 糖尿病合併症とその治療に関するエポックメーキングトピックスの展開
膵島移植から5年:いま明らかになったこと―その現実とインクレチンへの期待
Clinical islet transplantation:current status and future prospects―The possibility of incretin-related drugs as an adjunctive therapy for achieving insulin-independence
豊田 健太郎
1
,
稲垣 暢也
1
1京都大学大学院医学研究科 糖尿病・栄養内科学
キーワード:
①糖尿病
,
②インスリン依存状態
,
③移植医療
,
④膵島移植
,
⑤インクレチン
Keyword:
①糖尿病
,
②インスリン依存状態
,
③移植医療
,
④膵島移植
,
⑤インクレチン
pp.397-402
発行日 2010年7月15日
Published Date 2010/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101074
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●インスリン依存状態糖尿病の移植医療として,低侵襲で繰り返し施行が可能である膵島移植の臨床試験が進められている.
●エドモントンプロトコールによる膵島移植の5年後のインスリン離脱率は1割台であるが,内因性インスリン分泌は8割前後で保たれ,良好で安定した血糖コントロールを達成できる.
●膵島移植の長期成績の向上のために,新たな免疫療法下での膵島移植が開始されている.また,補助療法としてのインクレチン関連薬の併用が注目されている.
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