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特集 患者満足度を高める糖尿病診療
第1部 外来で患者満足度を高める
食事指導
簡単で役立つ食事関連の情報のデジタル化
Digitalization of the dietary information that is easy and useful
高村 宏
1
1高村内科クリニック
キーワード:
IT
,
デジタルカメラ
,
栄養アセスメント
,
患者教育
Keyword:
IT
,
デジタルカメラ
,
栄養アセスメント
,
患者教育
pp.166-168
発行日 2005年2月15日
Published Date 2005/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100656
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だれでも使える,だれでも作れる食事関連デジタル情報
食事関連の情報をデジタル化することの意義について実例を挙げて考える.
外来指導の実際
当院では患者にデジタルカメラを貸し出し,撮影された食事記録を利用した栄養指導を行っています.またタッチパネルモニター付きパソコンを外来に設置し,食事関連情報を提示したり,インターネットのグループサイトを利用し,多数で栄養計算する実験を行ったりしています.このように食事関連情報をデジタル化し応用することは,臨床で役に立ち,かつ様々な可能性を持っていると考えられます.
糖尿病食事療法はすべての糖尿病患者が行うべき治療の基本です.生活習慣病予防も含めれば,適切な食事情報を入手する簡便な手法が確立される必要があります.ITは多くの対象者に均質な情報を提供するすばらしい技術で,食事関連の情報の伝達手段としてITは多大な可能性を持っています.しかし糖尿病とITという議論になると,電子カルテ,地域の医療システム,インターネットがテーマとして取り上げられることが多いのです.この議論には専門用語がつき物で,素人は入り込むのに躊躇します.
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