Japanese
English
研究ノート
2型糖尿病患者の心理社会的ストレスに関する研究―ストレスとコーピングは,血糖コントロールに影響するか
Investigations on stress and coping among type 2 diabetics
任 和子
1
1滋賀医科大学医学部看護学科
pp.575-576
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100492
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
「問題解決型≧情動中心型」バランスのコーピングが,2型糖尿病の血糖管理に効果的である.
2型糖尿病患者の血糖値の乱れ,治療中断にいたる要因の一つにストレスが考えられる.また,ストレスと糖尿病の関連についての患者の関心度は高く,ストレスは糖尿病教室のテーマとしてよくとりいれられている.心理社会的ストレスと糖尿病マネジメントに関するモデルを簡略化したものをBox 1に示す.糖尿病患者の心理社会的ストレスについての研究は,主に思春期から青年期の1型糖尿病を対象に触れたものが多いが,今回は日本人に比較的多い2型糖尿病を対象にストレスとコーピング(Tips 1)の関係につき,われわれのこれまでの成績を中心に私見を述べる.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.