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Diabetes Clinic クリニックでできる栄養指導
肥満2型糖尿病患者への栄養指導―医療者と信頼関係が築きにくい患者への指導
Nutrition consultation to obese patients
澤入 房子
1
1筑波大学体育研究科田中研究所
キーワード:
食事療法
,
減量食
,
カロリー計算
,
性格
,
心理状態
Keyword:
食事療法
,
減量食
,
カロリー計算
,
性格
,
心理状態
pp.359-361
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100402
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Case
患者の性格や心理状態を知る
患者:44歳,男性,公務員.
主訴:2002年8月治療目的にて当院受診.
家族歴:なし.身体所見:身長 183.0 cm,体重103.3 kg,BMI 30.8,血圧139/97 mmHg.現病歴:2001年に検診にて糖尿病を指摘された.他の病院などにて治療を受けたが,担当医との折り合いがうまくいかず,通院を中断することが数回あった.最大体重はアメリカ在住(35歳)当時の140 kgで,帰国後減量.療養の必要性を自覚し,治療を希望して来院した.初診時検査成績:HbA1C 11.0 %,BG 297 mg/dL,TG 483 mg/dL,HDL-C 44 mg/dL,尿中ケトン体(-)外来指示エネルギー:2,000 kcal/day(25単位),蛋白質85 g,糖質 300 g,塩分7 g.外来時処方:メルビン250 mg分3.
Caseの教訓:患者の心理状態を考えてコミュニケーションをうまくとることが重要である.
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