Japanese
English
Diabetes Clinic クリニックでできる栄養指導
不規則な勤務形態の患者への栄養指導
Nutrition consultation for a patient who has irregular working time
澤入 房子
1
1筑波大学体育研究科田中研究室
キーワード:
糖尿病
,
食事時間
,
食事療法
,
患者教育
,
エンパワーメント
Keyword:
糖尿病
,
食事時間
,
食事療法
,
患者教育
,
エンパワーメント
pp.477-479
発行日 2003年7月15日
Published Date 2003/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100474
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Case
曜日によって不規則な食事時間となる患者への指導
症例:57歳,男性,会社員.
主訴:視力障害
家族歴:父親が糖尿病.
身体所見:身長 165 cm,体重64.3 kg,BMI 23.6,血圧133/79 mmHg.
現病歴:1987年に口渇,多飲,多尿にて近くの病院を受診し,糖尿病を指摘された.その際に,一度栄養指導を受け,自分なりに食事と運動療法を実施した.その後放置していた.2002年12月に視力障害を主訴に近くの眼科を受診.検査の結果,糖尿病網膜症と診断される.その後,糖尿病の治療を再度希望され当院受診.最大体重は,41歳の84 kg.
初回指導時検査成績:BG 334 mg/dL,HbA1C 8.9 %,LDL-C 115.5 mg/dL,TG 143 mg/dL,HDL-C 50.9 mg/dL,尿中ケトン体(-)
外来指示エネルギー:1,680 kcal/day(21単位),蛋白質72 g,糖質 265 g,塩分7 g.
外来時処方:アマリール1 mg錠.
Caseの教訓:食事時間が不規則でも,本人の意識変化により行動変容ができる.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.