Open Clinic
ハートライフ病院糖尿病センター(沖縄県)―地域中核病院でユニークな糖尿病外来を展開
山本 壽一
1
1ハートライフ病院 糖尿病センター
pp.234-238
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100384
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Q 最初に先生のこの糖尿病クリニックの現状からお願いします.
山本 私がこちらに来て3年目になります.糖尿病センターができたのは2001年4月で,それまでは内科外来で他の疾患の患者さんと同じように診ていました.つまり糖尿病の患者さんも急性疾患の患者さんと同じような扱いを受けていました.糖尿病センターができたことでより専門的な治療を受けることができるようになりました.現在1カ月に私が診ている患者さんは500名ぐらいと思います.センターで登録している患者さんは大体850人ぐらいです.この病院は地元に根づいた病院なので,近隣からの受診者が多いようです.それ以外に,私が患者心理を専門にするということで,周辺の病院や開業医さんからは難しい,いわゆる治療困難な患者さんがたくさん紹介されます.そのような患者さんは沖縄本島の北や南,また離島からも紹介されます.
患者さんの年齢分布は,1型糖尿病で小児科を卒業したヤングの年齢層と40歳から80歳くらいまでの2型糖尿病の患者さんに分かれます.ヤング患者さんの数は少ないのですが,ヤング外来という特殊外来として2型患者さんとは別の時間帯に診察をしています.
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