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Master Garden●ひとことコミュニケーション
水野 美華
1
,
野々宮 修
2
1原内科クリニック
2成田赤十字病院薬剤部
pp.114-115
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100281
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“患者さん自身”に触れる
インテリジェンスやプライドの高い患者さんに対して,洋服やかばん・アクセサリーなど糖尿病と関係ない部分に触れることから始める.
診察前にあいさつに加えて“患者さん自身”に触れるような声掛けをすると,診察を終えてから患者さん側からなにかしら,話し掛けられることが多い.
インスリン療法を拒み続けている男性患者さんが,アンティークなかばんを持って来院されたため,“あまり見かけないかばんですね”と話し掛けたことがきっかけとなり,最終的にインスリン導入にこぎつけることができた例や,長期にわたり,血糖降下薬を開始することを拒み続けてきた女性患者さんの服装について“綺麗な色ですね”と声を掛けたことがきっかけとなり,血糖降下薬を開始できた例などがある.
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