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Master Garden●ひとことコミュニケーション
小林 美保
1
,
市来 祐里恵
2
,
中山 法子
3
,
肥後 直子
4
1国立病院機構 京都医療センター 看護部
2朝日生命成人病研究所附属丸の内病院 看護部
3(財)防府消化器病センター 防府胃腸病院
4京都府立医科大学附属病院 看護部
pp.6-7
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100451
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手のひらコミュニケーション
血糖測定時の手のひらの状況や病室でパソコンを使っている様子をみながら話しかけます.
そこからはじまる会話で…
看護師:お仕事はなにをされているのですか?
患者:僕は大工をしていてね.みてこんなに手の皮が厚いでしょう.
看護師:そうなんですね.高い所の仕事や炎天下での仕事は注意が必要ですよね.低血糖の対処が重要なので説明しますね.
など,患者さんの仕事(以前行っていた仕事内容)から始まる話のきっかけで,高所で仕事をする人に低血糖の対処が重要なことやまた,パソコンを触っている人(入院中ゲームやビデオを見ている人でも…)に入院中の血糖を表やグラフに作成し,自分の身体に関心をもってもらうきっかけのひとつになるでしょう.基本的な情報ですが,そこから広がる会話の一場面です.
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