特集 私はこうしている―効果的な決めゼリフ
Road of the Master Clinician
人を育て,地域ケアを整備する―武田 倬先生(鳥取県立中央病院院長)に聞く
内潟 安子
1
1東京女子医科大学糖尿病センター
pp.520-529
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100200
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
□糖尿病の臨床を選んだきっかけ
内潟 糖尿病の患者さんとのつながり,地域とのつながりの中で,先生はいろいろなお顔をお持ちです.まず,糖尿病にご興味をお持ちになったきっかけからお聞かせいただけますか.
武田 私が鳥取大学医学部を卒業しましたのが1969(昭和44)年で,学生運動がいちばん華やかで,勉強よりも学生運動という時代だったのですが,その年に平田幸正先生(東京女子医科大学糖尿病センター名誉所長)が赴任してこられたんです.私たちの時代には自主研修といって,自分で研修プログラムを組んで研修していました.平田先生との出会いによって,初めて臨床の面白さを感じたということがありました.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.