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これだけはマスターしよう!糖尿病臨床研修ガイド 第2回
急性合併症とその治療
Establish attainment targets in postgraduate clinical training of diabetology
中神 朋子
1
1東京女子医科大学糖尿病センター
pp.405-410
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100107
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糖尿病患者には急性感染症,脳血管障害,心筋梗塞など急性合併症が多く,死因としていずれも重要であるが,ここでは糖尿病という代謝疾患に関連して起こる急性の病態,特に昏睡について,そのポイントを述べる.今日,糖尿病に特有な合併症には,糖尿病性ケトアシドーシス,高浸透圧性(非ケトン性)糖尿病昏睡,乳酸アシドーシス,ならびに低血糖が存在する.これらは,いずれも,早期に発見し,より早期に治療を開始すれば,意識障害(昏睡)を防止できる.そのため,病歴,身体所見,検査所見を迅速に調査し,的確に診断,治療を開始することが重要である.
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