Brush Up! CDE―ワンランク上の糖尿病療養指導
Part 1 Brush Up! CDE
インスリン療法
シックデイ時のインスリン量とインスリン未使用者のシックデイルール―特に専門医と即座にコンタクトがとれない場合
中山 法子
1
1(財)防府消化器病センター
pp.177-181
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100069
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Case 1
シックデイ時のインスリン療法患者のインスリン調整
56歳,男性.
2型糖尿病で1年前からインスリン療法(30R 12-0-8)とSMBG(1回/日朝食前)を行い,HbA1Cは6~7%程度で経過している.合併症なし.
2日前から腹痛・下痢あり.食事がほとんど摂取できない状況である.今朝の血糖値が280 mg/dLと高くなり「食べられないからインスリンを打たないほうがよいと思うが,血糖値が高いのでどうしたらいいか」と電話あり.
この患者にどのように電話対応するか?
Case 2
シックデイ時のインスリン未使用者への対応
75歳,女性.
2型糖尿病でアマリール(R)2 mg分2(朝・夕)で服用中.HbA1C 9%とコントロール不良である.2日前から感冒で熱発し,市販薬を購入して服用しているが,治らないため受診された.
この患者にどのように対応するか?
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