Brush Up! CDE―ワンランク上の糖尿病療養指導
Part 1 Brush Up! CDE
インスリン療法
インスリン注射を打ち忘れたときの対処
福田 正博
1
1ふくだ内科クリニック
pp.182-185
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100070
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Case
外食が多いためインスリンを打ち忘れがちな患者
50歳,男性.糖尿病,高血圧.
44歳時に健診で糖尿病,高血圧を指摘され治療を開始,当初はSU薬でコントロールされていたが徐々に不良となり3年前からインスリン2回注射を導入,現在は30R(16-0-14)で治療中.職種が営業であり,夕食する機会が多く,しばしば食前にインスリンを打ち忘れるという.血糖自己測定は以前指導され機器はもっているが最近は測っていない.
身長170 cm,体重70 kg,血圧152/92 mmHg,心拍数66回/分
FPG 158 mg/dL,HbA1C 7.8%,TC 220 mg/dL,TG 176 mg/dL,HDL-chol 55 mg/dL,AST 22 IU/L,ALT 24 IU/L,UA 7.2 mg/dL,Cr 1.0 mg/dL.
尿一般:糖(-)蛋白(-)潜血(-)ケトン(-)
この患者にインスリンの打ち忘れをどう指導したらよいだろうか?
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