JIM Report
一般病院における緊急・時間外往診の試み―在宅医療をすすめるために
今村 貴樹
1
1千葉健生病院内科
pp.702-705
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903062
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◆当院の緊急往診は試験的に1人の医師で開始されたが,訪問看護ステーションとの連携により医師の日常業務に負担が少なく効果的に実施できた.今後往診に必要な体制などを整備することにより,より多くの入院患者が在宅へ戻れる可能性がある.
在宅医療を支える医師にとって往診は不可欠な医療行為である.しかし,在宅患者の病状変化は無論,定期的な往診日にすべて生じるわけではなく,病院・診療所に勤務する医師にとって"時間外"の往診が求められ,必要となるケースも多い.こうした場合の対応は,診療所と病院,あるいは大規模病院か中小病院かでそれぞれ異なると思われる.
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