Japanese
English
特集 在宅医療を成功させる
現状と課題
喜ばれる往診,続けられる往診
House Visits Satisfying Both Patients & Physicians
木戸 友幸
1
1木戸医院
pp.624-625
発行日 1995年7月15日
Published Date 1995/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901563
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
■ヒーロー(赤ひげ)を目指すな
正直に言おう.往診は,肉体的にもこたえるし,時間もかかる.したがって開業医の多忙なスケジュールとの折り合いもつけにくい.そうなると精神的にもイライラしてくる.在宅関係の健康保険点数が上がったといっても,これらを考慮に入れると,とても経済的に引き合うものではない.
開業医にとっての往診のマイナス面に意識的あるいは無意識的に目をつぶって,医師の使命感のみで最初から突っ走ると,途中で無理がきて医師もつぶれるし,それについていった患者も結果的には迷惑をこうむるという事態になる.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.