JIM Report
"家族指向のケア"教育の試み
竹中 裕昭
1,3
,
松下 明
2
1竹中医院
2川崎医科大学総合臨床医学
3名古屋大学医学部総合診療部
pp.706-707
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903063
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総合診療医の中でも,患者を病んだ一人の人間として,その背後にある家族・地域と一体に捉えた医療を行う医師を家庭医(family physician)という.この家庭医にとっては,家族指向のケア(family oriented care)および地域指向のケア(community based care)が重要になってくるわけだが,前者についての系統立った教育は本邦において十分でないのが現状である.
1999年9月より2000年3月まで,川崎医科大学総合診療部で,松下がアメリカの家族指向のケアを導入し,竹中が国内他施設との連携を取りながら,レジデントとともに本格的に「家族指向のケア」教育に取り組んだ.その試みを報告し,今後の課題について検討してみたい.
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