総合外来
腹部エコーで診断できる婦人科疾患(2)―子宮外妊娠の破裂
藤村 聡
1
,
福井 次矢
1
,
中村 光作
2
,
吉田 隆昭
2
,
森下 義夫
2
1京都大学総合診療部
2日本赤十字社和歌山医療センター
pp.488-489
発行日 1997年6月15日
Published Date 1997/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902177
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腹痛を来す疾患は婦人科領域にも数多くあるが,その中でも最も緊急な対応が必要とされるのは,子宮外妊娠の破裂である.子宮外妊娠の破裂は急激に発生する腹痛と腹腔内出血を来し,短時間の間に循環血液量減少性ショック状態になることがまれではない.そのため妊娠が可能な年齢の女性の腹痛では常に鑑別疾患に入れなければならない疾患である.
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