特集 症例による急性腹症の画像診断
子宮外妊娠
作山 攜子
1
,
大沢 章吾
2
Keiko SAKUYAMA
1
,
ŌSAWA Shōgo
2
1聖マリアンナ医科大学放射線科
2相模原協同病院産婦人科
pp.1237-1240
発行日 1985年9月20日
Published Date 1985/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209122
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症例
症例 32歳,女性.妊娠3回,自然流産1回,人工流産2回,出産歴なし.
〔現病歴〕
下腹部痛と性器出血のため来院した.当日のハイゴナビス値は320iuを示したので,切迫流産と診断し,保存的療法を行い帰宅させたが,2週間を経ても出血が持続するため入院となつた.この時期に施行した超音波検査で胎嚢(GS)は認められなかつた.5日後に超音波検査を行つたところ子宮外にGSが疑われ,子宮外妊娠の疑いのもとに緊急手術となつた.妊娠月数は8週であつた.
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