Japanese
English
特集 診断の難しい体重減少
不明瞭なやせ願望―神経性食欲不振症
Masked Desire of Thinness
岡田 宏基
1
,
千田 彰一
1
1香川医科大学医学部附属病院総合診療部
pp.1065-1067
発行日 1996年12月15日
Published Date 1996/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902023
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
■神経性食欲不振症の心理の中核をなすものは「やせ願望」であるが,さほど太っておらず「やせ願望」が目立たないケースが最近は増加している.
■やせにいたる動機,経過は様々であるが,ある時点からは共通の心理がみられ,診断の助けになる.
■臨床検査値がみかけ上正常でも,低体温,低血圧,徐脈,産毛の密生などの身体所見は診断の補助になる.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.