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特集 中毒―一般医はこうして対応する
急性中毒を疑わせる症状への対応
Physical Signs Suggestive of Specific Toxins
山下 衛
1
1筑波大学附属病院救急部
pp.774-779
発行日 1996年9月15日
Published Date 1996/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901923
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■急性中毒の治療に際して,中毒物質が不明な場合,また中毒起因物質に特異的な中毒症状のない場合が少なくなく,困惑させられる場合が多い.このような場合,バイタルサインも含めた確定診断へのアプローチがきわめて重要である.
■初療では,総合的に患者や周囲状況を検討し,推定起因物質で患者の身体所見を説明できるか否かを常に念頭に置き,生命を維持することを第一に考え,合併症対策も含めた対症療法,毒物の排除に努めなければならない.
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