トピックス
一般内科医にできるホルモン補充療法
青木 孝允
1
1愛知県総合保健センター婦人科
pp.637-640
発行日 1996年7月15日
Published Date 1996/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901882
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■ホルモン補充療法(hormone replacement therapy,以下HRT)が昨今なぜ注目されるようになったのか,という問いに対する答えは明快である.それは長寿社会の到来によるものであり,女性の場合,閉経後30~40年間を,女性ホルモンの欠乏状態の下で生きることになる.女性ホルモン,特にエストロゲンの欠乏は,更年期障害や骨粗鬆症などに代表される様々な障害をもたらすことが明らかになりつつあり,こうした障害の治療や予防のために,エストロゲンを主体とする性ホルモンを補充すること,すなわちHRTが極めて有効であることが分かってきた.
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