診断書の書きかた・1【新連載】
診断書の使われかた―患者の訴えは妥当か?
田中 宣幸
1
1産業医科大学法医学教室
pp.56-57
発行日 1996年1月15日
Published Date 1996/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901723
- 有料閲覧
- 文献概要
医師が作成する証明文書には,診断書,死亡診断書・死体検案書,出生証明書,死産証書・死胎検案書などがある.これら文書は,人の私権の享有の始まりや消滅の時点を医学的に決定するのみならず,医学および行政上の基礎資料となる.また,生命保険金の請求,傷害事件での賠償請求,各種免許の申請,あるいは病気欠勤の場合など,広く日常生活のなかに求められている.したがって,これら文書は,正しくかつ医師以外の者にも理解できるよう作成されなければならない.
これらの点を踏まえて,6回にわたり連載させていただく.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.