一般医のための画像診断セミナー
腸疾患の超音波検査(1)
湯浅 肇
1
,
井出 満
2
1聖隷三方原病院総合診療部
2岸和田徳州会院病院腹部超音波室
pp.916-923
発行日 1995年10月15日
Published Date 1995/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901646
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■腸疾患の診断は超音波像に加えて病巣の分布状態や現病歴を参考にして決定する.
■超音波検査は経過をみるのが簡単である.疑問の症例は繰り返し経過をみることにより確診がえられることが多い.
■エルシリア回腸末端炎は臨床的には虫垂炎と極めて類似しているが,超音波検査では容易に鑑別できる.
■腹痛・下痢,下血などなどを主訴とする疾患で腸検査(造影検査,内視鏡検査)の前に必ず超音波でスクリーニングすべきである.
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