総合外来
消化管出血を見逃さない―めまいを主訴で来院した場合
奥脇 治郎
1
1柳原病院内科
pp.832-833
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901623
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■めまいは日常診療において割合よく遭遇するもので,その場合診察した医師は一般的に神経学的所見はしっかりとる傾向にあると思われる.実際,それで異常が認められないと,心因性と判断され,経過観察となりがちである.しかし,患者によっては,貧血症状とめまいがするとだけ訴える場合があり,貧血の原因である消化管出血を見逃してしまうことがある.
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