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特集 生検ガイドライン
日常診療での生検ガイドライン
消化管(胃・腸)生検
Gastroenterological Biopsy
吉益 均
1
1筑波医院
pp.214-215
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901446
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■IIC型早期胃癌の症例
患者 73歳,男性.
1994年3月咽頭部不快感を主訴に来院.内視鏡検査では胃体上部後壁にびらんを認めた(図1左).しかし,胃炎性の変化にしてはびらんが孤立性にあり,微小胃癌も否定できないため生検施行.結果はpoorlydifferentiated adenocarcinomaであり(図1右),IIc型早期胃癌と診断した.手術の結果はIIc型早期胃癌で深達度mであった.内視鏡では確定診断することは困難であり,生検が診断に有用であった.
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