Japanese
English
特集 Biopsyの再検討
上部消化管の生検
Biopsy for the upper gastrointestinal tract
小黒 八七郎
1
Yanao OGURO
1
1国立がんセンター内科
pp.1353-1360
発行日 1977年11月20日
Published Date 1977/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206837
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はじめに
上部消化管の診断に生検は今日では欠かすことのできない検査となつており,生検の行なわれる頻度も近年著しく増加している.ファイバースコープの性能の向上と内視鏡検査技術の進歩によつて,極めて正確に且つ迅速に狙撃生検を行なうことが可能となつた.生検の開発期と今日とを比較して考えてみると,いろいろな面で再検討が必要である.ここでは生検の発展,目的,意義と手技や合併症などについて考察してみたい.また,上部消化管の生検では圧倒的に胃生検が多いため,これを中心とし,食道や十二指腸についても付随的に述べることとする.
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